確定申告とは わかりやすく説明

確定申告とは

確定申告という言葉はだれもが一度は耳にしたことがあるはず。

しかし、実際に経験してないと、確定申告とはどういうものなのか答えられない人の方が多いでしょう。

自分にはずっと関係ないと思っていたのに、ある日突然「あなたは今年確定申告が必要です」と言われてびっくり。

こんな時あなたはどうしますか?

本屋さんへ直行しますか?それとも税務署へ駆け込みますか?

いずれの方法も確定申告の基本的な知識がなければ、さらに混乱するだけで問題は解決しません。

そこで今回は確定申告の基礎知識をわかりやすくご説明したいと思います。

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確定申告って何?

確定申告とは簡単にいうと、一人一人の年間の税金を確定させ申告することです。

税金の額は勝手に決まるものではなく、あなた自身が申告し決めるものなのです。

申告該当期間は1月1日から12月31日。

申告期間は該当期間の翌年2月15日から3月15日までです。つまり、

今年の1月から12月の収入分の税金額を計算し、来年の2/15~3/15に申告します

確定申告の内容で来年の国民健康保険料や住民税が確定します。

確定申告は年末調整のように会社が代わりに行ってくれません。

自分で申告の有無を判断し行う必要があります。

確定申告が必要な人・不要な人

では確定申告が必要な人はどんな人なのでしょうか。

判断材料は一つではありません。

今回はいくつかをご紹介しましょう。

  1. 収入源が複数ある人
  2. 会社で年末調整をしていない人
  3. 年末調整では清算できない控除がある人(医療費控除、住宅取得控除)
  4. 確定申告でしか清算できない収入がある人(事業所得、株式、退職金、年金など)

これはあくまでも代表的な例です。

自分が確定申告が必要かどうか不安な場合は税務署に尋ねるのが一番の近道です。

確定申告のメリット・デメリット

確定申告のメリットは何といっても税金が戻ってくることです。

また会社の年末調整で所得税が全額返還されていても、確定申告することで住民税が安くなる場合があります。

確定申告のデメリットは、これまで黙っていればわからなかった副業やアルバイトで得た収入もすべて税務署の知るところとなります。

確定申告はデメリットよりもメリットの方が多いと言えます。

余分に取られた税金を取り戻し、様々な手続きで必要な所得証明も役所で取れるようになります。

例えば公営の団地への申し込みや保育園の保育料算定の際に所得証明が必要です。

 

また以前にこんなケースがありました。

そのお客様は遺族年金を受給しておられました。

遺族年金は非課税なので申告をしておられませんでした。

後に役所から最高額の国民保険料の納付書が送られてきました。

後に役所に申告し適正な保険料に訂正されました。

このように収入自体が非課税でも、確定申告をしておけばこのような事態を避けられます。

すこしめんどくさい確定申告。

でもきちんと行っていればなんの心配もいりません。

確定申告の準備

まず自分の確定申告に必要な書類を準備しましょう。

特に私の税理士事務所で毎年多いケースとして、控除証明書の紛失が挙げられます。

多くの生命保険会社は10月末ごろには控除証明書が郵送されてきます。

あまりにも早く郵送されてくるので、多くのお客様が誤って破棄してしまったり紛失してしまったり。

再発行をお願いするのですが、時に再発行に1か月を要します。

ほとんどの方が申告時期に紛失に気付かれるので、申告も遅くなり還付も遅くなります。

 

次に自分の扶養家族の情報を整理します。

特に扶養家族の収入関係の情報が大切です。

収入によって扶養に入れても大丈夫かどうかを判断します。

確定申告は現物資料がなければ申告できません。

今は電子申告で添付資料の提出が省略できますが、保管は義務付けられています。

年の初めからこつこつ資料を集めれば、申告の際苦労することはありません。

 

また、再発行できない資料もあります。

確定申告は資料の準備が鍵を握ります。

資料の保管をきちんと行い、早く申告すれば早く還付を受けることができます。

ぜひ今からしっかり準備して申告に臨みましょう。

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